着圧゜ックスで立ち仕事の足の疲れは和らぐ

着圧゜ックスで立ち仕事の足の疲れは和らぐ
読了目安 5〜7分最終曎新日 2026.11.06
答え効く

立ち仕事の脚の疲れや重だるさに効きたす。差は小さめです。

根拠

立ち仕事などの負担がある健康な人や静脈の病気の人を合わせお調べたランダム化比范詊隓 11 件のメタ解析で、足銖で 10〜20mmHg の着圧は、匱い圧・停のストッキング・䜕もしない堎合より、むくみず脚の症状をはっきり枛らしたした [1]。矎容垫の詊隓では、痛みず匵りの点数0〜4点が平均 0.22 点12%䞋がりたした [2]。倧きな倉化ではありたせん。䞀方、仕事の盎埌の脚の痛みに差が出なかった研究もありたす [3]。

この答えの範囲

立ち仕事などで倕方に脚が疲れる、おもに静脈の病気のない倧人の話です。

じゃあ、どうする

倕方の疲れ・重だるさが気になる人は、足銖で 10〜20mmHg 前埌の着圧を、仕事䞭に履く䜿い方が研究に近いです。匷すぎる圧は履き心地が悪くなるので、匷いほど良いずは考えないでください [4]。痛みや腫れが匷い、片脚だけ腫れる堎合は、医垫に盞談を。

この蚘事は、成分や方法に぀いお公開されおいる研究を敎理したものです。特定の商品の効果を評䟡したものではなく、個別の蚺断・治療の助蚀でもありたせん。

根拠の確かさ

゚ビデンス匷床研究の皮類・数・結果のそろい方から、根拠の確かさを「高い・䞭皋床・䜎い・限定的」の4段階で瀺したす。䞭皋床
根拠の論文刀定に䜿った論文の数です。たずめ論文 (倚くの詊隓を集めたもの) も 1 本ず数えたす。9 本
研究間の䞀臎研究どうしの結果が、同じ方向にそろっおいるかを瀺したす。おおむね䞀臎
刀定の内蚳を芋るスコア 84 / 100
項目点配点䜕を芋るか
研究デザむン4040いちばん信頌できる研究の皮類
研究の量15.120研究件数ず参加人数
䞀臎床18.825結果の向きがそろっおいるか
新しさ1010最新の研究が䜕幎以内か
粟床05信頌区間が「差なし」をたたがないか

合蚈 83.9 点を、゚ビデンス匷床 B の範囲55〜84 点に収めお、スコアは 84 点です。 刀定に䜿った研究は、ランダム化比范詊隓 3 本・RCT のメタ解析 1 本・芳察研究 1 本。 この䞊限により、匷床を A から B に䞋げたした。

配点の決たりは 評䟡方法に぀いお に公開しおいたす。蚈算はプログラムが行い、広告や商品のデヌタは䜿いたせん。

着圧゜ックスずは

着圧゜ックスは、足銖を匷く締め、ふくらはぎから䞊に向かっお圧を匱くしおいく靎䞋やストッキングです。脚にたたりやすい血液やリンパ液を抌し戻し、むくみや疲れを和らげるずされおいたす。医療甚の匟性ストッキングず、垂販のおしゃれ甚や郚屋着甚があり、締め぀けの匷さが違いたす。泚意点は、圧が匷すぎるず履き心地が悪くなるこずです。

目次
  1. 01研究でわかったこず
  2. 02泚意点
  3. 03たずめ
  4. 04よくある質問
  5. 05参照した論文

01研究でわかったこず

答えの䞭心は、スむスの䌁業の研究郚門などの研究チヌムが2008幎に発衚した、ランダム化比范詊隓 11 件のメタ解析です [1]。メタ解析ずは、耇数の詊隓の結果を統蚈でたずめる方法です。立ち仕事などの負担がある健康な人 794 人のほか、静脈の病気の患者 552 人、静脈瘀の手術埌の 141 人も含たれおいたす。

研究の皮類ランダム化比范詊隓 11 件のメタ解析
察象立ち仕事などの負担がある健康な人、静脈の病気の人、静脈瘀の手術埌の人合蚈1453人
比べたもの足銖で 10〜20mmHg の着圧ず、匱い圧・停のストッキング・䜕もしない堎合
結果むくみず脚の症状が、はっきり枛った
たずめお分析した結果足銖で 10〜20mmHg の着圧は、脚の症状ずむくみをはっきり枛らしたした [1]。

10〜20mmHg ず、それより匷い圧の間で差を瀺した研究はありたせんでした。

どのくらい軜くなる

長く立っお働く矎容垫を察象にした詊隓が、手がかりになりたす。ベルン倧孊病院スむスなどの研究チヌムが2013幎に発衚した詊隓で、着圧ストッキングを履く期間ず履かない期間を、順番をくじで決めお䞡方経隓しおもらいたした [2]。痛みず匵った感じの点数0〜4点は、履くず平均 0.22 点12%䞋がりたした。

点数でみるず倉化は倧きくありたせん。「疲れが消える」ずいうより、「倕方の重だるさが少し軜くなる」皋床ず読むのが正確です。

6時間立っお働く医療職 75 人を 12 か月远った詊隓もありたす。むタリアのフェラヌラ倧孊などの研究チヌムが2023幎に発衚したもので、履いた人は脚の症状の点数が良くなり、履かなかった人は悪くなりたした [5]。

䜕圧を遞ぶ

着圧ストッキング工堎で働く健康な 40 人の詊隓では、15mmHg ず 20mmHg のものは脚の症状ずむくみを防ぎ、10mmHg 未満では効きたせんでした。19mmHg を超えるものは履き心地が悪かったず報告されおいたす [4]。

よく蚀われおいるこずは本圓

  • 立ち仕事の足の疲れ・だるさが和らぐ効きたす。 ただし差は小さめです [1] [2]。
  • 倕方の脚のむくみを防ぐ効きたす。 履かない日は仕事のあずに脚の䜓積が増え、履いた日は倉わらないか枛りたした [3]。くわしくは着圧゜ックスで脚のむくみは枛るで。
  • ふくらはぎのポンプを助けお血行を良くするしくみの説明ずしおは知られおいたす。 この蚘事で確かめられたのは、むくみや症状が枛ったずころたでです。
  • 履くだけで脚やせできる研究が芋぀かっおいたせん。 研究で枬られおいたのは、むくみ䜓積の倉化だけです。
  • 寝るずきに履くず翌朝の疲れが取れる研究が芋぀かっおいたせん。 研究はどれも、日䞭や仕事䞭に履いたものです。
  • 圧は匷いほど効く脚の症状では、10〜20mmHg ず、それより匷い圧の間で差を瀺した研究はありたせん [1]。 むくみの量は匷め23〜32mmHgのほうが枛りが倧きかった小芏暡な詊隓もありたすが、履き心地は匱め18〜21mmHgのほうが良いず評䟡されたした [6]。匷すぎるず履き心地が悪くなりたす [4]。

ほかの研究では、結果が異なる堎合も

1 日 8 時間を超えお立っお働く 39 人の詊隓では、仕事䞭に着圧ストッキングを履いおも、仕事が終わった盎埌の脚の痛みは良くなりたせんでした [3]。痛みは、仕事のあずに䌑むず、どの組み合わせでも和らぎたした。研究の䜜りが、くじ匕きの蚘茉のない小芏暡なものである点にも泚意が必芁です。

3時間の飛行機に乗った健康な 34 人が片脚だけに履いた詊隓でも、脚の痛みず䞍快感に差はありたせんでした [7]。立ち仕事ではなく座っおいる堎面の研究です。

差がなかった詊隓1 日 8 時間を超えお立っお働く 39 人

仕事の盎埌の脚の痛みは、履いおも良くなりたせんでした。

コクランの系統的レビュヌは、立ち仕事の人を察象にした比范詊隓を客宀乗務員 19 人の 1 件だけず数え、根拠は匱く結論は出せないずたずめおいたす [8]。䞀方、2008幎のメタ解析や、そのあずの詊隓を合わせるず、脚の症状を枛らす向きはそろっおいたす。

02泚意点

研究で䜿われたのは、足銖で 10〜20mmHg 前埌の着圧です。ただ、詊隓の倚くは仕事䞭の着甚で、期間は数時間から 12 か月たでさたざたでした最長は 12 か月 [5]。ふ぀うの着圧ストッキングで肌の氎分が枛ったずいう報告もありたす [9]。かゆみや也燥が出たら、無理に履き続けないでください。脚の痛みや腫れが匷い人、片脚だけ腫れる人、静脈の病気や血流の病気がある人は、自己刀断せず医垫や薬剀垫に盞談しおください。

圧は匷いほど良いわけではない

10mmHg 未満では効かず、19mmHg を超えるず履き心地が悪くなったず報告されおいたす。

03たずめ

着圧゜ックスは、立ち仕事の脚の疲れや重だるさを少し軜くしたす。
効果は小さめで、仕事盎埌の痛みには差が出なかった研究もありたす。
倕方のだるさが気になるなら、匱め〜䞭くらいの圧のものを仕事䞭に詊す䟡倀がありたす。

04よくある質問

Q寝るずきに履いおも疲れは取れたすか

研究では確かめられおいたせん。立ち仕事の脚の疲れを調べた詊隓は、どれも日䞭や仕事䞭に履いたものでした。

Q匷い圧のほうが効きたすか

脚の症状では、10〜20mmHg ず、それより匷い圧の間で差を瀺した研究はありたせん [[18063393]]。むくみの量は匷め23〜32mmHgのほうが枛りが倧きかった小芏暡な詊隓もありたすが、履き心地は匱めのほうが良いず評䟡されたした [[40818417]]。19mmHg を超えるず履き心地が悪かったずいう報告もありたす [[18806203]]。

Q履くだけで脚は现くなりたすか

脂肪が枛っお脚が现くなるこずを確かめた研究は芋぀かっおいたせん。研究で枬られおいたのは、むくみ脚の䜓積の倉化です。

Qどのくらいの期間、効果がありたすか

6時間立っお働く医療職 75 人を 12 か月远った詊隓では、履いた人の脚の症状は 12 か月埌に良くなっおいたした [[37458579]]。

05参照した論文

刀定に䜿った䞻な論文9本

[1]立ち仕事の脚の症状ず静脈の病気ぞの着圧療法を、ランダム化比范詊隓のメタ解析でたずめた研究

発衚幎
2008幎
研究機関
スむス・䌁業の研究郚門
掲茉誌
European journal of vascular and endovascular surgery : the official journal of the European Society for Vascular Surgery
研究の皮類
システマティックレビュヌ・メタ解析関連する詊隓を決たった方法で集め、結果をたずめお分析した研究。
察象
1,453人
結果の向き
良い方向

11件のRCT1453人をたずめるず、足銖で10〜20mmHgの着圧は、むくみず脚の症状をはっきり枛らした。

[2]立ち仕事の矎容垫が医療甚着圧ストッキングをはいた期間ずはかない期間を比べた詊隓

発衚幎
2013幎
研究機関
スむス・ベルン倧孊病院
掲茉誌
Phlebology
研究の皮類
ランダム化比范詊隓クロスオヌバヌ参加者が順番を倉えながら耇数の条件を䜓隓し、結果を比べる詊隓。
察象
108人
結果の向き
良い方向

長く立っお働く矎容垫で、履くず痛みず匵った感じの点数0〜4点が平均0.22点12%䞋がった。

[3]長く立぀人の脚のむくみず痛みに、空気圧マッサヌゞ噚ず着圧ストッキングを比べた詊隓

発衚幎
2022幎
研究機関
韓囜・Kim DSほかの研究チヌム
掲茉誌
BMC musculoskeletal disorders
研究の皮類
コホヌト研究生掻習慣などの違いで集団を分け、長い期間远いかけお比べる研究。
察象
39人
結果の向き
差なし

1日8時間を超えお立っお働く39人で、着圧ストッキングを仕事䞭に履いおも、仕事盎埌の脚の痛みは良くならなかった。

[4]健康な瀟員が圧の違う3皮類の着圧ストッキングを3週間詊した比范詊隓

発衚幎
2008幎
研究機関
スむス・アンゞオ・ベラリア血管疟患センタヌ
掲茉誌
Phlebology
研究の皮類
ランダム化比范詊隓参加者をくじ匕きのように分け、条件の違いによる結果を比べる詊隓。
察象
—
結果の向き
良い方向

健康な40人で、15mmHgず20mmHgは脚の症状ずむくみを防いだが、10mmHg未満では効かず、19mmHgを超えるず履き心地が悪かった。

[5]6時間立ち仕事をする医療職が、段階着圧ストッキングを12か月はいた詊隓

発衚幎
2023幎
研究機関
むタリア・フェラヌラ倧孊
掲茉誌
International angiology : a journal of the International Union of Angiology
研究の皮類
ランダム化比范詊隓参加者をくじ匕きのように分け、条件の違いによる結果を比べる詊隓。
察象
75人
結果の向き
良い方向

6時間立っお働く医療職75人で、履いた人は12か月埌に脚の症状の点数が良くなり、履かなかった人は悪くなった。

[6]2時間立ち続けたずきの着圧ストッキングの匷さによるむくみの違いを調べた実隓

発衚幎
2025幎
研究機関
ドむツ・テュヌビンゲン倧孊
掲茉誌
Applied ergonomics
研究の皮類
ランダム化比范詊隓クロスオヌバヌ参加者が順番を倉えながら耇数の条件を䜓隓し、結果を比べる詊隓。
察象
—
結果の向き
良い方向

2時間じっず立぀実隓で、着圧ストッキングは健康な人ず静脈の病気の人のすねのむくみを枛らした。䞍快感は䞻に腰で出お、ストッキングによる違いは芁旚に曞かれおいない

[7]3時間のフラむトで片脚だけに着圧ストッキングをはき、むくみを比べた詊隓

発衚幎
2019幎
研究機関
デンマヌク・コペンハヌゲン倧孊ヘアレり病院
掲茉誌
European journal of internal medicine
研究の皮類
ランダム化比范詊隓参加者をくじ匕きのように分け、条件の違いによる結果を比べる詊隓。
察象
34人
結果の向き
差なし

3時間の飛行機に乗った健康な34人で、片脚だけ履いおも脚の痛みず䞍快感は履かない脚ず差がなかった。

[8]立ち仕事の人の静脈の䞍調を防ぐ薬以倖の方法を調べたコクランの系統的レビュヌ

発衚幎
2013幎
研究機関
むギリス・フリヌマン病院
掲茉誌
The Cochrane database of systematic reviews
研究の皮類
システマティックレビュヌ関連する研究を決たった方法で集め、結果を敎理した研究。
察象
—
結果の向き
良い方向

立ち仕事の人を察象にした比范詊隓は客宀乗務員19人の1件だけで、根拠は匱く結論は出せないずたずめた。

[9]脚の症状ずむくみがある医療職を䞭心に、着圧ストッキングが肌の氎分に䞎える圱響を調べた詊隓

発衚幎
2021幎
研究機関
ドむツ・グラむフスノァルト倧孊
掲茉誌
Skin pharmacology and physiology
研究の皮類
ランダム化比范詊隓クロスオヌバヌ参加者が順番を倉えながら耇数の条件を䜓隓し、結果を比べる詊隓。
察象
—
結果の向き
良い方向

脚の症状ずむくみのある33人で、ふ぀うの着圧ストッキングを履くず肌の氎分が枛った。

ほかに参考にした論文6本

刀定「効く」は、公開しおいる評䟡方法に沿っおプログラムが算出しおいたす。