カカオは体に良い?ポリフェノールとテオブロミンの効果

カカオは体に良い?ポリフェノールとテオブロミンの効果
読了目安 6〜8分最終更新日 2026.11.06
答え半分本当

半分本当です。続けてとると注意のテストは少し良くなりますが、一度では変わりません。

根拠

ダークチョコやココアを数週間以上続けてとったランダム化比較試験16件・2847人のメタ解析で、注意や頭の切り替えのテスト(TMT B)の時間が平均13.1縮まりました [1]。記憶のテストは結果がそろわず、高齢者3562人の試験でも、全体では記憶に差はありませんでした [2]。一度だけとる場合は、若い成人で差がない試験が多くあります [3]。根拠の確かさは低めです。記憶のテストがそろわず、大規模な試験で全体に差がないためです。

この答えの範囲

注意や頭の切り替えのテストの話です。

じゃあ、どうする?

選ぶなら、砂糖の少ない高カカオチョコレート、純ココア、カカオニブを、おやつの置き換えとして続けるのが、研究の形に近いです。

  • 効果を期待するなら数週間以上続ける。1回では期待しない
  • 原材料表示でカカオ分と砂糖の量を見て、カロリーに気をつける
  • テオブロミンを多めにとるカプセルなどは、気分が悪くなる方向の結果があるので勧められません [4]

この記事は、成分や方法について公開されている研究を整理したものです。特定の商品の効果を評価したものではなく、個別の診断・治療の助言でもありません。

根拠の確かさ

エビデンス強度研究の種類・数・結果のそろい方から、根拠の確かさを「高い・中程度・低い・限定的」の4段階で示します。低い
根拠の論文判定に使った論文の数です。まとめ論文 (多くの試験を集めたもの) も 1 本と数えます。23 本
研究間の一致研究どうしの結果が、同じ方向にそろっているかを示します。一部で結果が異なる
判定の内訳を見る(スコア 64 / 100)
項目点配点何を見るか
研究デザイン4040いちばん信頼できる研究の種類
研究の量17.120研究件数と参加人数
一致度14.725結果の向きがそろっているか
新しさ1010最新の研究が何年以内か
精度05信頼区間が「差なし」をまたがないか

合計 81.8 点を、エビデンス強度 C の範囲(30〜64 点)に収めて、スコアは 64 点です。 判定に使った研究は、ランダム化比較試験 1 本・RCT のメタ解析 2 本・観察研究 1 本。 論文の著者自身による確実性の評価は「低い」で、これを強度の上限にしています。

配点の決まりは 評価方法について に公開しています。計算はプログラムが行い、広告や商品のデータは使いません。

カカオとは

カカオは、カカオの実の種(カカオ豆)を発酵・乾燥させた食材です。カカオマスにココアバターや砂糖を加えるとチョコレート、脂肪を搾って粉にするとココアになります。ポリフェノールの一種のフラバノール、苦み成分のテオブロミン、たんぱく質、食物繊維を含み、抗酸化作用や集中力・リラックスの効果があるとされています。高カカオチョコレート、純ココア、カカオニブなどがあります。注意点は、チョコレートが砂糖と脂質も多く、カロリーのとりすぎになりやすいことです。

目次
  1. 01研究でわかったこと
  2. 02注意点
  3. 03まとめ
  4. 04よくある質問
  5. 05参照した論文

01研究でわかったこと

よく言われていることは本当?

  • テオブロミンで集中力が上がり、リラックスできる効きません。 食品に含まれる程度の量では、気分も注意力も変わりません [5] [4]。
  • カカオで集中力や記憶力が上がる続けてとると注意のテストは少し良くなりますが、一度では変わりません。 記憶のテストは結果がそろっていません [1] [3]。
  • カカオでリラックスできる、ストレスがやわらぐ効きますが、短い研究が中心です [6]。
  • ポリフェノールの抗酸化作用で老化を防ぐ血液の酸化の指標は良くなりますが、老化の予防は確かめられていません [7]。
  • カカオで肌によい結果が割れています。 小さな試験では赤くなりにくく、最大の試験は差なしでした [8]。
  • カカオで腸がよくなる、善玉菌が増える結果がそろっていません。 ビフィズス菌が増えた試験は1件だけです [9] [10]。
  • カカオで腹持ちがよくなり、食べすぎを防ぐ条件によります。 試験によって結果が違います [11] [12]。
  • カカオで血圧が下がる効きますが、差は小さいです [13]。

集中力は上がる?

答えの中心は、イラン医科大学などの研究チームが2026年に発表したメタ解析(複数の試験をまとめた分析)です [1]。

研究の種類ランダム化比較試験を集めたメタ解析
対象成人(16件・2847人)
比べたものダークチョコやココアを数週間以上続けてとる / とらない・対照の食品
結果注意や頭の切り替えを測るテスト(TMT B)の時間が平均13.1縮まった
まとめて分析した結果続けてとると、注意や頭の切り替えのテスト(TMT B)の時間が平均13.1縮まりました [1]。

記憶のテストは結果がそろわず、認知症のふるい分けのテスト(MMSE)は変わりませんでした [1]。一度だけとる場合は、若い成人で成績が変わらなかった試験が多くあります [3] [14]。

ほかの研究では、結果が異なる場合も

高齢者2262人が3年とった試験でも、認知機能全体のテストに差はありません [15]。

差がなかった試験高齢者3562人(COSMOS-Web)

カカオエキスを1年とっても、全体では記憶はプラセボと差がありませんでした [2]。

リラックス・気分は?

チョコレートやココアなどの研究9件のメタ解析で、不安の症状(効果の大きさ-0.49)と落ち込みの症状(-0.42)が軽くなりました [6]。更年期の女性60人がカカオ78%のダークチョコを毎日12g、8週間とると、ミルクチョコより落ち込みの点数が平均2.3下がりました [16]。若い人のストレス課題(23人)では差なしでした [17]。おいしいチョコは、まずいチョコと違って嫌な気分を和らげたため [18]、成分の効果とおいしさの効果は区別できません。根拠の確かさは低めです。研究が一度か数日と短く、人数が少ないためです。

抗酸化・老化は?

比較試験33件・1379人のメタ解析で、ダークチョコやココアをとると、血液中の過酸化脂質(MDA。体の酸化の指標)が下がりました(効果の大きさ-0.69。この指標の確実性は高い)[7]。ほかの酸化の指標や炎症の指標の多くは変わりませんでした。老化や病気を防ぐかは確かめられていません。根拠の確かさは低めです。変わらない指標もあるためです。

テオブロミンで気分や注意力は変わる?

テオブロミンだけを食品に含まれる程度の量(100〜400mg)でとっても、気分や注意力は変わりませんでした(試験2件・104人)[5] [4]。目がさえる感じが出たのは、比べたカフェインのほうでした。

500〜1000mgを一度にカプセルなどでとると、気分が悪くなる方向の変化が出て、心拍数も量が多いほど上がりました(80人)[4]。700mgで落ち着きが下がった試験もあります [19]。

肌に良い?

結果が割れています。30人を2群に分けた試験で、フラバノールの多いチョコを毎日20g、12週間食べた群は、赤くなる紫外線の量が倍以上になりました [20]。一方、いちばん大きい74人の試験では差がありませんでした [8]。系統的レビューでも差は見られませんでした [21]。日焼け止めの代わりにはなりません。根拠の確かさは低めです。試験が少ないためです。

腸によい?

結果がそろっていません。ビフィズス菌と乳酸菌が増えたのは、22人の試験1件です [9]。8人の試験では量に差がなく [10]、21人の試験でも多様性は変わりませんでした [22]。

腹持ちはよくなる?

条件によります。ダークチョコ100gを食べたあと、ミルクチョコのあとより2時間後の食事が17%少なかった試験(若い男性16人)があります [11]。ただし満腹感の自己評価は変わらない試験もあります [12]。食べないより食欲が減るとは言えません。100gは多めの量です。

血圧・心臓は?

メタ解析(25件・1167人)で、上の血圧が約2.7mmHg下がりました [13]。心臓病や脳卒中は、高齢者21442人が中央値3.6年とった試験で、はっきり減りませんでした [23]。

02注意点

カフェインは、農林水産省の資料によるとカカオ豆に天然に含まれ、ピュアココアで0.2 g/100 gです。重金属のカドミウムは、国内の基準がコメなどに限られ、チョコレートは対象外です。EUではカカオ分50%以上のチョコレートで0.80 mg/kgが上限です(農林水産省の資料)。テオブロミンを979mg含むココアを3週間とった、血圧がやや高めの62歳前後の42人の試験(PubMed の論文)では、24時間の上の血圧がプラセボより3.2mmHg高くなりました。ただし2時間後の心臓に近い血圧は下がっており、一方向の結果ではありません。犬は、テオブロミンが原因で嘔吐、下痢、けいれんなどを起こすため(環境省の資料)、与えないでください。持病・服薬中・妊娠中の人は、医師・薬剤師に確認を。

カプセルなどで多めのテオブロミンをとらない

食品の量を超えると、気分や心拍数に悪い方向の結果があります。

03まとめ

続けてとると注意のテストは少し良くなりますが、一度では変わらず、記憶や認知症の予防は確かめられていません。
リラックス・抗酸化は短い研究や一部の指標の結果で、肌・腸・腹持ちはそろっていません。
選ぶなら砂糖の少ない高カカオ製品を、毎日少しずつ。

04よくある質問

Qテオブロミンとカフェインは何が違いますか?

目がさえる感じが出たのは、比べたカフェインのほうでした [[23764688]]。ダークチョコ50gに含まれる量は、カフェイン19mg・テオブロミン250mgです [[15549276]]。

Q1日にどれくらい食べればよいですか?

効果が大きかったのは、カカオフラバノールが毎日500mg以上、8週間以上のときです [[42641106]]。何gで届くかは製品で違い、研究では確かめられていません。

Qココアでもチョコレートでも同じですか?

注意のテストのメタ解析は、ダークチョコとココアをまとめていて、違いは分けられていません [[42641106]]。血圧ではダークチョコレートで下がり、ココア飲料は差がはっきりしませんでした [[35804776]]。

05参照した論文

判定に使った主な論文(24本)

[1]カカオフラバノールを続けてとったときの認知機能のメタ解析

発表年
2026年
研究機関
イラン・イラン医科大学
掲載誌
Nutrition reviews
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
2,847人
結果の向き
良い方向

RCT16件・2847人で、続けてとると注意や頭の切り替えのテスト(TMT B)の時間が平均13.1縮まった。記憶のテストはそろわなかった。

[2]高齢者のカカオエキスと記憶(COSMOS-Web)

発表年
2023年
研究機関
アメリカ・コロンビア大学
掲載誌
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
3,562人
結果の向き
差なし

高齢者3562人がカカオエキスを1年とっても、参加者全体では記憶はプラセボと差がなかった。

[3]カカオフラバノールとカフェインを一度とったときの注意力

発表年
2024年
研究機関
オランダ・フローニンゲン大学
掲載誌
European journal of nutrition
研究の種類
ランダム化比較試験(クロスオーバー)参加者が順番を変えながら複数の条件を体験し、結果を比べる試験。
対象
48人
結果の向き
差なし

若い成人48人で、カカオフラバノール415mgを一度とっても、注意力や作業記憶のテストは変わらなかった。

[4]テオブロミンの量と気分・心拍数

発表年
2013年
研究機関
アメリカ・シカゴ大学
掲載誌
Psychopharmacology
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
80人
結果の向き
差なし

健康な80人で、テオブロミン250mgでは影響が限られ、それより多いと気分が悪くなる方向の変化が出て、心拍数が上がった。

[5]食品に含まれる量のテオブロミンと気分・注意

発表年
2013年
研究機関
アメリカ・カリフォルニア州立大学フラートン校
掲載誌
Journal of clinical psychopharmacology
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
24人
結果の向き
差なし

男性24人で、テオブロミン100・200・400mgのどの量でも、気分や注意の続き方は変わらなかった。カフェイン100mgでは元気さが増した。

[6]チョコレート・ココアと気分・不安のメタ解析

発表年
2022年
研究機関
イタリア・カターニア大学
掲載誌
Critical reviews in food science and nutrition
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
研究9件を統合
結果の向き
良い方向

研究9件のメタ解析で、不安の症状(-0.49)と落ち込みの症状(-0.42)が軽くなった。短い研究が中心だった。

[7]ダークチョコレート・ココアと酸化ストレスのメタ解析

発表年
2024年
研究機関
イラン・シラーズ医科大学
掲載誌
Complementary therapies in medicine
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
1,379人
結果の向き
良い方向

比較試験33件・1379人で、血液中の過酸化脂質(MDA)が下がった(-0.69)。ほかの酸化の指標の多くは変わらなかった。

[8]フラバノールの多いチョコレートと肌の日焼けのしにくさ

発表年
2014年
研究機関
Mogollon JAほかの研究チーム
掲載誌
Nutrition journal
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
74人
結果の向き
差なし

色白の女性74人で、フラバノールの多いチョコを毎日30g、12週間食べても、少ないチョコと紫外線で赤くなる量に差はなかった。

[9]カカオフラバノールと腸内細菌

発表年
2011年
研究機関
イギリス・レディング大学
掲載誌
The American journal of clinical nutrition
研究の種類
ランダム化比較試験(クロスオーバー)参加者が順番を変えながら複数の条件を体験し、結果を比べる試験。
対象
22人
結果の向き
良い方向

健康な22人で、フラバノールの多い飲み物を4週間飲むと、少ない飲み物と比べてビフィズス菌と乳酸菌が増えた。

[10]カカオフラバノールを8日間とったときの腸内細菌

発表年
2024年
研究機関
アメリカ・陸軍環境医学研究所
掲載誌
Journal of nutritional science
研究の種類
ランダム化比較試験(クロスオーバー)参加者が順番を変えながら複数の条件を体験し、結果を比べる試験。
対象
8人
結果の向き
差なし

健康な8人で、カカオフラバノール900mg/日をとっても、プラセボと比べてビフィズス菌・乳酸菌の量に差はなかった。

[11]ダークチョコとミルクチョコの満腹感と次の食事

発表年
2011年
研究機関
デンマーク・コペンハーゲン大学
掲載誌
Nutrition & diabetes
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
16人
結果の向き
良い方向

健康な若い男性16人で、ダークチョコ100gを食べたあとは、ミルクチョコ100gのあとより2時間後の食事で食べた量が17%少なかった。

[12]ダークチョコ入りのお菓子と満腹感

発表年
2014年
研究機関
トルコ・ハジェテペ大学
掲載誌
Nutrients
研究の種類
ランダム化比較試験(クロスオーバー)参加者が順番を変えながら複数の条件を体験し、結果を比べる試験。
対象
25人
結果の向き
結果が割れている

25人で、ミルクチョコをカカオ70%のダークチョコに替えても満腹感の自己評価は変わらなかったが、昼食で食べた量は少なかった。

[13]カカオフラバノールと血圧・血管のメタ解析

発表年
2026年
研究機関
日本・企業の研究部門
掲載誌
The journal of nutrition, health & aging
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
1,167人
結果の向き
良い方向

RCT25件・1167人で、上の血圧が平均2.734mmHg下がり、血管の広がりやすさ(FMD)が平均1.314%よくなった。

[14]カカオフラバノールを一度とったときの抑制機能

発表年
2025年
研究機関
オランダ・フローニンゲン大学
掲載誌
Nutrition (Burbank, Los Angeles County, Calif.)
研究の種類
ランダム化比較試験(クロスオーバー)参加者が順番を変えながら複数の条件を体験し、結果を比べる試験。
対象
36人
結果の向き
差なし

健康な成人36人で、カカオフラバノールを一度とっても、邪魔な情報に惑わされずに答える力のテストはよくならなかった。

[15]高齢者のカカオエキスと認知機能(COSMOS-Mind)

発表年
2023年
研究機関
アメリカ・ウェイクフォレスト大学医学部
掲載誌
Alzheimer's & dementia : the journal of the Alzheimer's Association
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
2,262人
結果の向き
差なし

高齢者2262人がカカオエキスを3年とっても、認知機能全体のテストの成績はプラセボと差がなかった。

[16]更年期の女性のダークチョコレートと気分

発表年
2024年
研究機関
イラン・タブリーズ医科大学
掲載誌
Scientific reports
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
60人
結果の向き
良い方向

更年期の女性60人が、カカオ78%のダークチョコを毎日12g、8週間とると、ミルクチョコより落ち込みの点数が平均2.3下がった。

[17]脂っこい食事とココアのフラバノールが、ストレス後の血管と気分に与える影響

発表年
2024年
研究機関
イギリス・バーミンガム大学
掲載誌
Food & function
研究の種類
ランダム化比較試験(クロスオーバー)参加者が順番を変えながら複数の条件を体験し、結果を比べる試験。
対象
—
結果の向き
良い方向

若い健康な男女23人で、フラバノールの多いココアを一度とっても、ストレス課題による気分の乱れは少ないココアと同じだった。

[18]チョコレートの味と気分の実験

発表年
2007年
研究機関
ドイツ・ヴュルツブルク大学
掲載誌
Appetite
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
—
結果の向き
良い方向

おいしいチョコレートを一口食べると嫌な気分がすぐに和らいだが、まずいチョコレートでは和らがず、効果は3分ほどで消えた。

[19]テオブロミン700mgと気分

発表年
2011年
研究機関
オランダ・企業の研究部門
掲載誌
Physiology & behavior
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
24人
結果の向き
悪い方向

健康な女性24人で、テオブロミン700mgを1回とると、3時間後に「落ち着いている」感じがプラセボより下がった。

[20]フラバノールの多いチョコレートと肌の紫外線への反応

発表年
2009年
研究機関
イギリス・ロンドン芸術大学
掲載誌
Journal of cosmetic dermatology
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
30人
結果の向き
良い方向

健康な30人で、フラバノールを多く残したチョコを毎日20g、12週間食べた群は、肌が赤くなるのに必要な紫外線の量が倍以上になった。

[21]健康な人のチョコレート・ココアの健康効果の系統的レビュー

発表年
2021年
研究機関
マレーシア・保健省医学研究所
掲載誌
Nutrients
研究の種類
システマティックレビュー関連する研究を決まった方法で集め、結果を整理した研究。
対象
—
結果の向き
差なし

健康な人の研究をまとめた系統的レビューで、認知機能や肌の指標などは、チョコレートを食べない場合とはっきりした差がなかった。

[22]ダークチョコとココアを4週間とったときの腸内細菌

発表年
2026年
研究機関
アメリカ・ペニントン生物医学研究センター
掲載誌
Clinical nutrition ESPEN
研究の種類
ランダム化比較試験(クロスオーバー)参加者が順番を変えながら複数の条件を体験し、結果を比べる試験。
対象
21人
結果の向き
結果が割れている

太りぎみの成人21人で、ダークチョコ43gとココア18gを毎日4週間とっても、腸内細菌の多様性は変わらなかった。

[23]カカオ抽出物と心臓・血管の病気(COSMOS)

発表年
2022年
研究機関
アメリカ・ブリガム・アンド・ウィメンズ病院
掲載誌
The American journal of clinical nutrition
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
21,442人
結果の向き
差なし

高齢者21442人のRCTで、カカオ抽出物を中央値3.6年とっても、心臓・血管の病気になる人はプラセボとはっきりした差がなかった。

フラボノイドの摂取と認知機能のメタ解析

発表年
2022年
研究機関
イギリス・レディング大学
掲載誌
Molecular nutrition & food research
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
—
結果の向き
良い方向

フラボノイド(植物に含まれるポリフェノールの仲間)のRCT80件・5519人をまとめたメタ解析で、カカオの研究に限ると、認知機能のテストの成績が小さく上がった(効果の大きさ0.224)

ほかに参考にした論文(63本)

判定「効く」は、公開している評価方法に沿ってプログラムが算出しています。