寒さに強い衣類の素材は?ウール・ポリエステル・綿で暖かさはどれくらい違う?

寒さに強い衣類の素材は?ウール・ポリエステル・綿で暖かさはどれくらい違う?
読了目安 7〜9分最終更新日 2026.11.06
答え素材より厚みと重ね着

ウール・ポリエステル・綿の暖かさの差は、わずかです。暖かさは、素材より厚みと重ね着で増します。

根拠

服を重ねる・厚くすると、2枚重ねで肌の温度が高いなど、暖かさが増す結果がそろっています [1] [2]。ウールの服と化学繊維・綿の服を調べた研究6本(63人)では、差がない・わずかという結果が多くなりました。冬用の重ね着の着用試験では、ウールで運動中の肌の温度が約0.3°C高い一方、暖かさの感じ方に差はありませんでした [3]。ダウン・ウール・ポリエステル・ポリオレフィンも、素材として測るとほぼ同じ保温性でした [4]。素材の比較の根拠の確かさは低めです。ランダム化の記載がない着用試験と測定実験が中心で、1本あたりの参加者は10人ほどと少ないためです。

この答えの範囲

健康な大人が、寒い環境でウール・化学繊維・綿の服を着て確かめた結果です。厚みと重ね着は、人が着た試験と人体模型の測定で確かめています。

じゃあ、どうする?

素材の名前より、厚みと重ね方で選びましょう。じっとしている場面は、薄手を重ねて厚手にします。服と体のすき間が大きすぎると保温量が下がるので、体に合うサイズが基本です [5] [6]。汗をかく場面は、厚みを調整し、濡れたままにしないこと。濡れた下着は体をはっきり冷やします [7]。

この記事は、成分や方法について公開されている研究を整理したものです。特定の商品の効果を評価したものではなく、個別の診断・治療の助言でもありません。

根拠の確かさ

エビデンス強度研究の種類・数・結果のそろい方から、根拠の確かさを「高い・中程度・低い・限定的」の4段階で示します。中程度
根拠の論文判定に使った論文の数です。まとめ論文 (多くの試験を集めたもの) も 1 本と数えます。18 本
研究間の一致研究どうしの結果が、同じ方向にそろっているかを示します。おおむね一致
判定の内訳を見る(スコア 71 / 100)
項目点配点何を見るか
研究デザイン3040いちばん信頼できる研究の種類
研究の量11.320研究件数と参加人数
一致度1925結果の向きがそろっているか
新しさ610最新の研究が何年以内か
精度55信頼区間が「差なし」をまたがないか

合計 71.3 点を、エビデンス強度 B の範囲(55〜84 点)に収めて、スコアは 71 点です。 判定に使った研究は、ランダム化比較試験 1 本・その他のヒトの研究 6 本。

配点の決まりは 評価方法について に公開しています。計算はプログラムが行い、広告や商品のデータは使いません。

衣類の暖かさとは

衣類の暖かさ(保温性)は、体の熱が外に逃げにくいほど高くなります。生地の厚みと、服の中に含まれる空気の層で決まり、研究では「保温量(clo値)」という単位で測られます [2] [6]。素材(ウール・ポリエステル・綿など)は、その要素の一つです。注意点は、汗や雨で濡れると保温性が下がること、風が通るすき間があると熱が逃げることです [7] [6]。

目次
  1. 01研究でわかったこと
  2. 02注意点
  3. 03まとめ
  4. 04よくある質問
  5. 05参照した論文

01研究でわかったこと

答えの中心は、スウェーデンの国立労働衛生研究所などの研究チームが1996年に発表した着用試験です [3]。健康な男性10人が、ウールまたは化学繊維でできた冬用の重ね着(保温量はほぼ同じ)を着て、-10°Cの部屋のランニングマシンで歩きました。運動の強さや気温を途中で変える2種類の条件で測っています。

研究の種類冬用の重ね着の着用試験
対象健康な男性10人
比べたものウールの重ね着と化学繊維の重ね着(保温量はほぼ同じ)
結果ウールは運動中の平均の肌の温度が約0.3°C高かったが、暖かさの感じ方に差はなかった
着用試験の結果ウールの服は肌の温度が約0.3°C高い一方で、暖かさの感じ方は化学繊維の服と同じでした [3]。

8°Cの部屋で男性10人と女性11人が運動と休憩をした試験でも、メリノウールとポリエステルの下着で暖かさの感じ方は変わりませんでした [8]。

ウールが有利な点はあっても、肌の温度で約0.3°Cのわずかな差で、本人の感じ方には出ない試験が多い、と読むのが正確です。研究は6本(63人)で、ランダム化の記載がない着用試験と測定実験が中心のため、根拠の確かさは低めです。

ほかの研究では、結果が異なる場合も

ウールが有利に出た研究もあります。アメリカのノースカロライナ州立大学などの研究チームが2024年に発表した試験では、男性12人がウール・綿・ビスコース(レーヨン)・ポリエステル(各100%)の長袖Tシャツを着て、15°C・湿度50%の部屋で自転車をこぎ、そのあと風のある環境で服を乾かしました [9]。

汗をかいたあとの試験運動して汗をかいた男性12人(15°C・湿度50%)

ウールのシャツは、ほかの3種類より胴の肌の温度を高く保ち、温度の感じ方にも差が出て、着心地も良いと評価されました。

一方、3種類の生地の上着を着比べた男性10人の試験では、ウールの天竺編みが暑い部屋(32°C)でも寒い部屋(8°C)でもいちばん成績が良かったものの、肌の温度や暖かさ・快適さの感じ方に差はありませんでした [10]。

生地を着比べた試験よく鍛えた男性10人(8°Cと32°Cで運動)

ウールの編み地の成績はいちばん良く、肌の温度や暖かさの感じ方には差がありませんでした。

素材そのものの測定では、ダウン・ウール・ポリエステル・ポリオレフィンの保温性は、同じ方法で測るとどれもほぼ同じでした [4]。これは人が着た試験ではなく、素材を測った1982年の実験(間接的な根拠)です。生地の検査で出る素材の差は、実際に着たときの体の反応や感じ方の差より大きく見積もられていた、という試験もあります [1]。

素材より効く、厚み・重ね方・すき間

服を重ねたり厚くしたりすると、暖かさは増します。こちらの根拠の確かさは中程度です。ただし、ランダムに分けた試験は心不全の患者を対象にした1本だけ(下の「注意点」)で、健康な人で服の枚数を比べた試験は10人ほどの小さなものです。

  • 2枚重ね: 8°Cの部屋で休む・走る・歩くを行った鍛えた男性10人で、服を2枚重ねると1枚のときより、服に覆われた部分の肌の温度が高くなりました。心拍や体の中心の温度は、素材でも枚数でもほとんど変わりませんでした [1]。
  • 厚み: 毛布や救助用の寝袋12種類を人体模型にかけた測定で、風が弱いとき保温量は厚みとともに大きくなりました(2.0〜6.0clo)[2]。
  • 防寒の肌着: 健康な男子学生6人が防寒の肌着を1枚着ると、18°Cの部屋でも、肌着なしの23°Cの部屋と同じ快適さを保てました。ただし手足の肌の温度は、18°Cのほうが低くなりました [11]。
  • すき間: 中国の少数民族の男性用衣装39組を測った研究で、服と体のすき間(空気の層)が大きくなるほど保温量は増えましたが、37.8mm(空気の量55.8L)を超えると逆に下がりました [5]。人体模型にシャツの上からベストを着せた測定でも、大きすぎると風が通って保温量が下がりました [6]。どちらも人が着て試した研究ではありません。

「厚い1枚と薄手の重ね着のどちらが暖かいか」を直接比べた研究は、見つかっていません。

よく言われていることは本当?

  • ウールは保温性が高く、いちばん暖かい素材条件によります。 汗をかいたあとの胴の肌の温度は高く保ちましたが [9]、暖かさの感じ方は変わらない試験が多く、素材として測った保温性もほかの素材とほぼ同じでした [3] [4]。
  • ダウン・フリースは暖かい(天然の羽毛は化学繊維より暖かい)素材の違いでは決まりません。 ダウン・ウール・ポリエステル・ポリオレフィンの4つは、同じ方法で素材の保温性を測るとほぼ同じでした [4]。1982年の素材の測定で、人が着た試験ではありません。重ね着では、生地の厚みより服の中の空気の量のほうが保温量を左右した、という人体模型の実験もあります [6]。
  • 綿は汗を吸って乾きにくいので、汗をかくと冷える半分本当です。 濡れた下着は体をはっきり冷やし、快適さを下げました。ただし濡れたときの冷えは、綿・ウール・ポリプロピレンの違いより、下着の厚みの影響が大きい結果でした [7]。
  • 吸湿発熱インナーは汗や湿気を吸って熱に変えるので暖かい半分本当です。 湿度を上げただけの実験で、服の表面の温度は綿で2.2°C、ポリエステルで0.5°C上がり、熱は実際に出ます [12]。ただし暑い環境の実験です。少し寒い環境のパジャマでは、水を吸いにくい生地のほうが暖かく感じました [13]。計算モデルでも、暖かさの感じ方を良くする効果はわずかでした [14]。吸湿発熱をうたう商品を人で試した研究は、見つかっていません。
  • 化学繊維(ポリエステルなど)は乾きやすいので汗冷えしにくい条件によります。 寒い部屋で歩いたあとの休憩中、肌の温度はポリプロピレンの下着のほうが綿より高く、ただし濡れた感じは強い結果でした [15]。一方、綿のほうが回復中に体が作る熱が少なく、差はとても小さいが体に良い方向だった研究 [16]、綿とアクリルで差がなかった研究もあります [17]。
  • 重ね着をすると服の間に空気の層ができて暖かい本当です。 2枚重ねで肌の温度が高い結果が出ています [1]。ただし空気の層は大きすぎると逆効果です [5]。

02注意点

防寒の服を人に渡して比べた試験は1本あります。ブリスベンの大きな公立病院で、50歳を超える心不全の患者91人を、防寒の服(靴下・上着・帽子)を受け取る47人と通常のケアの44人にランダムに分け、冬のあいだ比べました。夜の服の保温量は平均0.13clo増えましたが、冬の入院日数ははっきりとは減らず、多くの人は両グループとも保温量が足りず、18°Cより寒い室内で過ごしていました [18]。対象は心不全の患者で、この記事の健康な大人とは違います。心臓や血圧の持病があり、冬の冷えが体調に響く人は、主治医に相談してください。

素材の名前だけで、暖かさを決めつけない

研究の多くは10人ほどの健康な人の短い試験なので、極寒の屋外や長時間の活動には当てはまらないことがあります。

03まとめ

ウール・化学繊維・綿の暖かさの差は小さく、感じ方に出ない試験が多いです。
暖かさを分けるのは、厚み・重ね方・体と服のすき間です。
じっとしている場面は薄手を重ねて厚手に、汗をかく場面は厚みを調整して濡れたままにしないことから始めましょう。

04よくある質問

Q吸湿発熱インナーは意味がありませんか?

湿気を吸うときに熱が出る現象は、暑い環境の実験で実際に測られています [[11394256]]。ただし寒い環境で暖かさが続くかを人で試した着用試験は見つかっておらず、商品そのものを調べた研究も見つかっていません。暖かさについては、厚みや重ね方のほうが結果がそろっています。

Q手足の冷えも服で防げますか?

18°Cの部屋で防寒の肌着を1枚着ると、肌着なしの23°Cの部屋と体の中心の温度は同じに保てましたが、手足の肌の温度は低くなりました [[12672980]]。体質としての冷えは別の話で、[冷え性に生姜は効く?](/evidence/ginger-cold-sensitivity)で扱っています。

Q綿のインナーは冬に避けるべきですか?

条件によります。-10°Cで休んだり歩いたりした女性9人の試験では、綿とアクリルの下着で体温や暑さ寒さの感じ方に差はありませんでした。ただし汗をたくさんかいた人では、素材の違いが出る可能性がありました [[8043154]]。汗をかく場面では、濡れたままにしないことが大切です。

Q子どもや高齢者でも同じですか?

素材の差を比べた試験で、子どもや高齢者を対象にしたものは見つかっていません。冬の防寒着を渡した試験は、50歳を超える心不全の患者が対象で、素材の差は比べていません [[28993390]]。比べた試験の対象は、健康な大人が中心です。暮らしの疑問は[暮らしのカテゴリ](/evidence-category/home)にまとめています。

05参照した論文

判定に使った主な論文(19本)

[1]寒さ(8°C)での休憩と運動中の重ね着:着た人の反応と生地の性質の比較

発表年
2014年
研究機関
ニュージーランド・オタゴ大学
掲載誌
Ergonomics
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
10人
結果の向き
良い方向

男性10人の試験で、服を2枚重ねると1枚のときより肌の温度が高く、生地の検査の差は着たときの差より大きく見積もられていました。

[2]救急搬送時の寒さ対策:風の条件ごとの毛布と救助用寝袋の保温性

発表年
2009年
研究機関
スウェーデン・ウメオ大学
掲載誌
Prehospital and disaster medicine
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
—
結果の向き
良い方向

毛布や救助用寝袋12種類を人体模型で測ると、風が弱いとき保温量は厚みとともに大きくなり、風が強いと大きく下がりました。

[3]防寒着を着て運動する人の、温度変化への体と感じ方の反応

発表年
1996年
研究機関
スウェーデン・国立労働衛生研究所
掲載誌
European journal of applied physiology and occupational physiology
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
10人
結果の向き
結果が割れている

男性10人が-10°Cの部屋で歩いた試験で、ウールは化学繊維より肌の温度が約0.3°C高かったが、暖かさの感じ方に差はありませんでした。

[4]アウトドア用衣類素材の保温性

発表年
1982年
研究機関
Kaufman WCほかの研究チーム
掲載誌
Science (New York, N.Y.)
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
—
結果の向き
差なし

ダウン・ウール・ポリエステル・ポリオレフィンの4つの素材の保温性を同じ方法で測ると、どれもほぼ同じでした。

[5]中国の少数民族男性衣装の、保温量・面積係数・空気の層の関係

発表年
2020年
研究機関
中国・江南大学
掲載誌
Polymers
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
—
結果の向き
結果が割れている

衣装39組で、服と体のすき間が大きいほど保温量は増えましたが、37.8mmを超えると逆に下がりました。

[6]重ね着の保温量予測のための、服の中の空気の体積の3次元測定

発表年
2007年
研究機関
韓国・忠南大学
掲載誌
Applied ergonomics
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
—
結果の向き
結果が割れている

シャツの上にベストを重ねると、服が大きいほど保温量が増えましたが、大きすぎると風が通って下がりました。

[7]寒さの中で濡れた下着が体温調節と快適さに与える影響

発表年
1994年
研究機関
ノルウェー・SINTEF
掲載誌
Ergonomics
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
—
結果の向き
差なし

濡れた下着は体をはっきり冷やし、その影響は繊維の種類より下着の厚みのほうが大きくなりました。

[8]寒い環境での運動と回復中の反応は、素材より男女の差による

発表年
2017年
研究機関
リトアニア・リトアニアスポーツ大学
掲載誌
Frontiers in psychology
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
21人
結果の向き
差なし

8°Cの部屋で運動と休憩をした男女で、メリノウールとポリエステルの下着の間に、暖かさの感じ方の差はありませんでした。

[9]運動後の着心地:変化する環境での肌と服の生理反応

発表年
2024年
研究機関
アメリカ・ノースカロライナ州立大学
掲載誌
Ergonomics
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
12人
結果の向き
良い方向

15°Cで運動したあと風に当たる場面で、ウールのシャツは胴の肌の温度を高く保ち、着心地も良いと評価されました。

[10]屋外活動用の服による着た人の反応の違い

発表年
2008年
研究機関
ニュージーランド・オタゴ大学
掲載誌
Ergonomics
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
10人
結果の向き
結果が割れている

男性10人が3種類の生地の服を着比べ、ウールの天竺編みの成績が良かったものの、肌の温度や暖かさの感じ方に差はありませんでした。

[11]冬の防寒肌着が体温と感じ方に与える影響

発表年
2003年
研究機関
韓国・ソウル大学
掲載誌
Journal of physiological anthropology and applied human science
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
6人
結果の向き
結果が割れている

男子学生6人で、防寒の肌着を1枚着ると18°Cの部屋でも23°Cの肌着なしと同じ快適さを保てましたが、手足の肌の温度は低くなりました。

[12]汗による吸着熱が、暑さの負荷時の体温調節に与える影響

発表年
2001年
研究機関
日本・神戸女子大学
掲載誌
European journal of applied physiology
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
7人
結果の向き
良い方向

女性7人の実験で、綿の服は湿気を吸うときに熱を出し、湿度を上げると服の表面の温度が綿で2.2°C、ポリエステルで0.5°C上がりました。

[13]少し寒い環境で、パジャマ生地の吸水性が肌の角層に与える影響

発表年
2011年
研究機関
中国・香港理工大学
掲載誌
Journal of the American Academy of Dermatology
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
—
結果の向き
悪い方向

少し寒い環境で、水を吸いにくい生地のグループのほうが、水を吸いやすい生地のグループより暖かく感じていました。

[14]服の吸湿が人の熱収支に与える影響

発表年
1995年
研究機関
オランダ・オランダ応用科学研究機構(TNO)
掲載誌
Ergonomics
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
—
結果の向き
差なし

服が湿気を吸うときの熱の出入りを計算モデルで再現すると、暖かさの感じ方を良くする効果はわずかでした。

[15]寒さで30分歩いた後60分休む間の、2種類の下着の体温反応と服の中の環境

発表年
1996年
研究機関
日本・奈良女子大学
掲載誌
Applied human science : journal of physiological anthropology
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
7人
結果の向き
結果が割れている

女性7人で、休憩中の肌の温度はポリプロピレンの下着のほうが綿より高く、濡れた感じはポリプロピレンのほうが強くなりました。

[16]寒さでの激しい運動後60分の回復中、2種類の下着が体の熱産生に与える影響

発表年
1998年
研究機関
日本・奈良女子大学
掲載誌
Applied human science : journal of physiological anthropology
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
8人
結果の向き
良い方向

女性8人で、汗を吸う綿の下着はポリプロピレンより回復中に体が作る熱が少なく、差はとても小さいが体に良い方向でした。

[17]寒さでの軽い運動と休憩中、下着の素材が体温反応に与える影響

発表年
1994年
研究機関
日本・奈良女子大学
掲載誌
The Annals of physiological anthropology = Seiri Jinruigaku Kenkyukai kaishi
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
9人
結果の向き
差なし

女性9人が-10°Cで綿とアクリルの下着を着比べ、体温・肌の温度・汗の量・感じ方に差はありませんでした。

[18]冬の心不全による入院を減らす防寒着:ランダム化比較試験

発表年
2017年
研究機関
オーストラリア・クイーンズランド工科大学
掲載誌
BMJ open
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
91人
結果の向き
良い方向

50歳を超える心不全の患者91人で、防寒の服を配ると夜の保温量が平均0.13clo増えましたが、入院日数ははっきりとは減りませんでした。

快適な環境での、服の保温量と温度・重ね着・重さの関係

発表年
2013年
研究機関
韓国・蔚山科学技術院
掲載誌
Journal of physiological anthropology
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
20人
結果の向き
良い方向

20人が4つの室温で快適な服を自分で選ぶと、服の保温量は服の重さや上半身の重ね着の枚数が多いほど大きくなりました。

ほかに参考にした論文(13本)

判定「効く」は、公開している評価方法に沿ってプログラムが算出しています。