暗記には復習とテストのどちらが効果的?

暗記には復習とテストのどちらが効果的?
読了目安 5〜7分最終更新日 2026.11.01
答え効く方法と効かない方法がある

授業の小テストと間隔をあけた復習は、成績を上げます。読み返しより思い出すテストも効きますが、根拠の確かさは低めです。

根拠

  • 効く: 授業の小テスト(研究222件・48478人)[1]、間隔をあけて繰り返す復習 [2]
  • 効く: 読み返しより思い出すテスト [3]、覚えたあとに眠る [4]。根拠の確かさは低めです。数学の学習 [5] や薬学部の新入生 [6] で差が出ず、結果が割れているためです
  • 研究が足りない: 場所法などの記憶術 [7]
  • 条件による: 要約・人に教える [8]、声に出して読む [9]
  • 効かない: マーカー・下線(研究は1件だけで、根拠の確かさは低めです)[10]
  • 研究が見つからない: 何度も書いて覚える

この答えの範囲

大学生を中心にした研究が多く、科目や年齢で効き方は変わります。音読・語呂合わせ・書き写しは、効くかどうかを言える研究がまだ少ない方法です。

じゃあ、どうする?

復習かテストかの二択ではなく、読み返す復習の一部を、教科書を閉じて思い出すテストに置き換えるのが、研究で裏づけのある変え方です。選択肢から選ぶより、自分で思い出して書き出す形のほうが効果が大きい結果でした [3]。復習は、日を置いて何度かに分けて。覚えた日は徹夜をせず、眠る時間を確保しましょう [11]。マーカーを引く時間は、思い出すテストに回せます。

この記事は、成分や方法について公開されている研究を整理したものです。特定の商品の効果を評価したものではなく、個別の診断・治療の助言でもありません。

根拠の確かさ

エビデンス強度研究の種類・数・結果のそろい方から、根拠の確かさを「高い・中程度・低い・限定的」の4段階で示します。低い
根拠の論文判定に使った論文の数です。まとめ論文 (多くの試験を集めたもの) も 1 本と数えます。22 本
研究間の一致研究どうしの結果が、同じ方向にそろっているかを示します。一部で結果が異なる
判定の内訳を見る(スコア 64 / 100)
項目点配点何を見るか
研究デザイン3640いちばん信頼できる研究の種類
研究の量13.120研究件数と参加人数
一致度14.225結果の向きがそろっているか
新しさ1010最新の研究が何年以内か
精度05信頼区間が「差なし」をまたがないか

合計 73.3 点を、エビデンス強度 C の範囲(30〜64 点)に収めて、スコアは 64 点です。 判定に使った研究は、ランダム化比較試験 6 本・その他のヒトの研究 2 本・観察研究 3 本。

配点の決まりは 評価方法について に公開しています。計算はプログラムが行い、広告や商品のデータは使いません。

復習とテストとは

復習とテストは、どちらも覚えたことを定着させるための勉強法です。ここでの「復習」は教科書やノートを読み返すこと、「テスト」は教科書を閉じて自分で思い出して答える練習(思い出すテスト)で、小テストや問題集もこれにあたります。世間では「読み返すより自分でテストするほうが覚えられる」「間隔をあけて繰り返すと忘れにくい」とされ、音読や語呂合わせなど、ほかの方法もあります。注意点は、効き方が科目や年齢で変わることです。

目次
  1. 01研究でわかったこと
  2. 02注意点
  3. 03まとめ
  4. 04よくある質問
  5. 05参照した論文

01研究でわかったこと

思い出すテストは、読み返しより効く

答えの中心は、アメリカのコロラド州立大学の研究者が2014年に発表したメタ解析です [3]。メタ解析は、複数の実験をまとめた分析です。

研究の種類テストと読み直しを比べた実験のメタ解析
対象研究の数と人数は要旨に書かれていません
比べたものテスト(思い出す形・選ぶ形) / 読み直し
結果テストのほうが記憶に残る効果があった
まとめて分析した結果読み直しより、テストのほうが記憶に残る結果でした [3]。

選択肢から選ぶテストより、自分で思い出して答えるテストのほうが効果が大きくなりました。

医療系の学生や医療者を対象にした研究19件を集めて整理した系統的レビューでも、記憶の保持を見た23の結果のうち21で、思い出すテストが有利でした [12]。一方、数学を学ぶ研究7件をまとめた2025年のメタ解析では、効果は小さく(g 0.18)、はっきりした差とは言えませんでした [5]。結果が割れているため、根拠の確かさは低めです。

なぜ効く?

思い出そうとする努力が、記憶を強めると考えられています。自分で思い出して答える形のほうが効果が大きかったことが、この説明を支えています [3]。原因までは確かめられていません。

授業の小テストは効く

実際の授業での小テストの研究222件・48478人をまとめると、成績が中くらいの大きさで上がりました(Hedges g 0.499)[1]。選択肢の問題でも成績は上がっています。理学療法を学ぶ大学院生の授業では、記述式でも選択肢式でも、復習問題を解いた内容のほうが、解かなかった内容より試験の正答率が良い結果でした [13]。一方、麻酔科の研修医の研修では、学習中にテストを受けた群と受けなかった群で、研修のあとの試験の成績に差がありませんでした [14]。

間隔をあけて繰り返す復習は効く

実際の授業での研究22報をまとめたメタ解析では、間隔をあけて学んだほうが、まとめて学ぶより成績が中くらいの大きさで良い結果でした(d=0.54)[2]。医療系の学生を対象にしたランダム化比較試験9件をまとめた2026年のメタ解析も同じ向きでした(g=0.62)が、含まれた研究は、結果が偏るリスクが高いと評価されています [15]。一方、大学生235人が数学の解き方を練習した実験では、間隔をあけても、1週間後・5週間後のテストの成績に差は見られませんでした [16]。

何日あければよいかは、テストまでの期間で変わります。単語などを覚える実験をまとめたメタ解析では、テストまでの期間が長いほど、最もよい復習の間隔も長くなっていました [17]。

よく言われていることは本当?

  • 読み返すより、自分でテストする研究で確かめられています。 読み直しと比べた実験のメタ解析で、テストのほうが記憶に残りました [3]。数学の学習など、差が小さい場面もあります。
  • 忘却曲線に合わせて、間隔をあけて復習する研究で確かめられています。 実際の授業の研究22報で、まとめて学ぶより成績が中くらいの大きさで良い結果でした [2]。よい間隔は、テストまでの期間で変わります。
  • 寝る前に覚えて、朝に復習する「覚えたあとに眠る」までは研究があります。 論文177本のメタ解析で、眠った人は同じ時間起きていた人より多く思い出せました(g=0.44)[4]。ただし成人56人の実験では、夜に覚えてすぐ眠った人の記憶は12時間後には良く、24時間後には差がなくなりました [18]。朝の復習を組み合わせた効果を調べた研究は、見つかっていません。
  • 声に出して読む黙読と比べると、見覚えがあるかを答えるテストでは音読のほうが良く、思い出して書き出すテスト全体では差がありませんでした [9]。
  • 何度も書いて覚えるくり返し書く方法を、読むだけや思い出す練習と比べた研究は見つかっていません。 近い研究の、手書きとパソコンのノートを比べた再現実験では、小テストの成績に差がありませんでした。
  • 語呂合わせ・イメージで覚える日本式の語呂合わせそのものを調べたメタ解析は見つかっていません。 研究が足りません。場所法は、くり返し唱えるより直後に思い出せる量が多い結果でしたが、確かさは低〜非常に低いと評価されています(d=0.88)[7]。
  • マーカーで線を引く効きません。 研究は1件だけで、大学生170人が画面上で文章を読んだ実験では、自分で引いても成績に差がありませんでした [10]。10種類の学習法を比べた総説でも、有用性は低いと評価されています [19]。
  • 人に教える・要約する条件によります。 人に教えるつもりで準備して実際に教えた人は成績が良い結果でした(研究28件、g=0.56)[8]。一方、小学生57人の実験では、要約と読み直しで理解は同じくらいでした [20]。

02注意点

文章を学ぶ実験では、直後のテストではノート取りが最も良く、2週間後には思い出すテストで学んだ人が最も良い結果でした [21]。研究は数日〜数週間後の成績が中心です。

「AはBより大きい、BはCより大きい」から「AはCより大きい」と考える推論では、思い出すテストは読み直しより成績が悪い結果でした(d -0.37)[22]。学習や睡眠に困りごとがある場合は、先生や医師に相談してください。

研究の対象と、自分の場面を分けて考える

大学生や医療系の学生の結果を、そのまま自分の科目や試験に当てはめないでください。

03まとめ

復習は、読み返すだけで終わらせず、思い出すテストを入れて、日を置いて繰り返すほうが成績につながります。
科目や年齢で効き方は変わり、マーカーは効かず、音読・語呂合わせ・書き写しは研究が足りません。
まずは、読み返す時間の一部を、教科書を閉じて思い出す時間に置き換えてみましょう。

04よくある質問

Q白紙に書き出す勉強法は、科学的に証明されていますか?

白紙に書き出す方法そのものを調べた研究は確認できていません。近い方法では、読んだあとに思い出せるだけ書き出して読み直すと、読むだけより一週間後の記憶が良かった試験があります [[24838598]]。

Q思い出すテストを取り入れれば、全員の成績が上がりますか?

そうとは限りません。授業の小テストを集めた研究では成績が上がりましたが [[33683913]]、数学の研究や、薬学部の新入生では差が見られませんでした [[W4412730051]] [[31871348]]。

Q思い出すテストと間隔をあける方法を組み合わせると、効果は大きくなりますか?

組み合わせた効果の大きさは、研究では確かめられていません。10種類の学習法を比べた総説では、どちらも有用性が高いと評価されています [[26173288]]。

05参照した論文

判定に使った主な論文(28本)

[1]小テストは授業での学習を後押しするか

発表年
2021年
研究機関
中国・北京師範大学
掲載誌
Psychological bulletin
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
48,478人
結果の向き
良い方向

実際の授業で行われた研究222件・48478人の学生をまとめると、小テストをすると成績が中くらいの大きさで上がった(Hedges g 0.499)。

[2]実際の授業での、間隔をあけた学習のメタ解析

発表年
2025年
研究機関
オーストラリア・メルボルン大学
掲載誌
Behavioral sciences (Basel, Switzerland)
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
研究22件を統合
結果の向き
良い方向

実際の授業で行われた研究22報をまとめると、間隔をあけて学んだほうが、一度にまとめて学ぶより成績が中くらいの大きさで良かった(d=0.54)。

[3]テストと読み直しが記憶に与える影響を調べたメタ解析

発表年
2014年
研究機関
アメリカ・コロラド州立大学
掲載誌
Psychological bulletin
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
—
結果の向き
良い方向

前に学んだ内容のテストと読み直しを比べた実験をまとめ、テストのほうが記憶に残ること、自分で思い出すテストのほうが効果が大きいことを示した。

[4]覚えたあとの睡眠が記憶に与える影響のメタ解析

発表年
2021年
研究機関
ドイツ・マンハイム大学
掲載誌
Psychological bulletin
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
研究177件を統合
結果の向き
良い方向

論文177本をまとめると、覚えたあとに眠った人は、同じ時間起きていた人より多くを思い出せ、差は中くらいの大きさだった(g=0.44)。

[5]数学学習でのテストと読み直しを比べたメタ解析

発表年
2025年
研究機関
イギリス・ヨーク大学
掲載誌
Educational Psychology Review
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
研究7件を統合
結果の向き
差なし

数学の学習で、テストと読み直しを比べた研究7件をまとめると、テストの効果は小さく(g 0.18)、はっきりした差とは言えなかった。

[6]講義録画の見直しと思い出すテストの比較

発表年
2019年
研究機関
アメリカ・ノースカロライナ大学チャペルヒル校
掲載誌
American journal of pharmaceutical education
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
102人
結果の向き
差なし

薬学部の新入生102人で、録画の見直しと思い出すテストのあいだに、翌週の抜き打ちテストの成績の差がなかった。

[7]成人の場所法の効果をまとめた系統的レビューとメタ解析

発表年
2025年
研究機関
チェコ・マサリク大学
掲載誌
British journal of psychology (London, England : 1953)
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
—
結果の向き
良い方向

成人の場所法の研究のメタ解析。くり返し唱えるより、直後に順番どおり思い出せる量が大きく多かった(d=0.88)が、研究の質は低い〜非常に低い。

[8]人に教えることが学習に与える影響のメタ解析

発表年
2018年
研究機関
日本・静岡大学
掲載誌
Japanese Psychological Research
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
研究28件を統合
結果の向き
良い方向

研究28件をまとめると、人に教えるつもりで準備して実際に教えた人は、ただ勉強した人より成績が良かった(g=0.56)。

[9]音読と黙読が記憶に与える影響を比べたメタ解析

発表年
2023年
研究機関
カナダ・メモリアル大学
掲載誌
Canadian journal of experimental psychology = Revue canadienne de psychologie experimentale
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
—
結果の向き
結果が割れている

音読する人と黙読する人を比べた実験のメタ解析。見覚えを答えるテストでは音読が良く、思い出して書き出すテスト全体では差がなかった。

[10]画面上の文章でマーカーを引く効果を調べた実験

発表年
2023年
研究機関
イタリア・パドヴァ大学
掲載誌
Journal of Computer Assisted Learning
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
170人
結果の向き
差なし

大学生170人が画面上で文章を読む実験で、自分でマーカーを引きながら読んでも、線を引かずに読むのと比べて、理解や応用のテストの成績に差はなかった。

[11]覚えたあとの徹夜が記憶に与える影響のメタ解析

発表年
2021年
研究機関
イギリス・ロイヤル・ホロウェイ(ロンドン大学)
掲載誌
Psychological bulletin
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
—
結果の向き
良い方向

覚えたあとに一晩以上徹夜した研究をまとめると、眠った場合より記憶が悪く、差は小さめだった(g=0.277)。

[12]医療系教育におけるテストを使った学習の系統的レビュー

発表年
2018年
研究機関
アメリカ・イェール大学医学部
掲載誌
Medical teacher
研究の種類
システマティックレビュー関連する研究を決まった方法で集め、結果を整理した研究。
対象
研究19件を統合
結果の向き
良い方向

医療系の学生や医療者を対象にした研究19件で、記憶の保持を見た23の結果のうち21で、思い出すテストが有利だった。

[13]復習問題の数と形式が、試験の成績に与える影響を調べた実験

発表年
2025年
研究機関
アメリカ・エバンズビル大学
掲載誌
Journal, physical therapy education
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
—
結果の向き
良い方向

理学療法を学ぶ大学院生の授業で、記述式または選択肢式の復習問題を解いた内容は、解かなかった内容より試験の正答率が良かった。

[14]麻酔科の研修医の研修でのテストを使った学習

発表年
2024年
研究機関
タイ・マヒドン大学
掲載誌
BMC medical education
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
—
結果の向き
差なし

学習中にテストを受けた群と受けなかった群のあいだに、研修のあとの試験の成績の差がなかった。

[15]医療系の学生での、間隔をあけた学習のメタ解析

発表年
2026年
研究機関
トルコ・アクデニズ大学
掲載誌
Nurse education today
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
研究9件を統合
結果の向き
良い方向

医療系の学生を対象にしたRCT9件をまとめると、間隔をあけた学習で、時間がたってからの知識の定着が良かった(g=0.62)。ただし含まれた研究は全体にバイアスのリスクが高い。

[16]数学の解き方の練習で、間隔をあける効果を調べた実験

発表年
2020年
研究機関
ドイツ・カッセル大学
掲載誌
Frontiers in psychology
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
235人
結果の向き
差なし

大学生235人が数学の解き方を練習した実験で、間隔をあけた練習と一度にまとめた練習の間に、1週間後・5週間後のテストの差は見られなかった。

[17]言葉を思い出す課題で、復習の間隔の効果を調べた研究のまとめ

発表年
2006年
研究機関
アメリカ・カリフォルニア大学サンディエゴ校
掲載誌
Psychological bulletin
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
—
結果の向き
結果が割れている

単語などを覚える実験317件(184本の論文)をまとめたメタ解析。復習の間隔と、テストまでの期間の組み合わせで記憶が変わり、テストまでの期間が長いほど、最もよい復習の間隔も長くなっていた

[18]夜に覚えてすぐ眠ることと、記憶の持ちを調べた実験

発表年
2022年
研究機関
アメリカ・カリフォルニア大学アーバイン校
掲載誌
Neurobiology of learning and memory
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
56人
結果の向き
結果が割れている

健康な成人56人の実験で、夜に覚えてすぐ眠った人は、朝に覚えて日中を過ごした人より12時間後の記憶が良かったが、24時間後には差がなくなった。

[19]10種類の学習法の有用性を比べた総説

発表年
2013年
研究機関
ケント州立大学
掲載誌
Psychological science in the public interest : a journal of the American Psychological Society
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
—
結果の向き
良い方向

10種類の学習法を比べた総説で、思い出すテストと間隔をあけて学ぶ方法は有用性が高く、マーカーや下線は有用性が低いと評価された。

[20]小学校での要約と思い出すテストが文章の理解と記憶に与える影響

発表年
2024年
研究機関
オランダ・オランダ・オープン大学
掲載誌
Journal of experimental psychology. Applied
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
57人
結果の向き
良い方向

小学生57人の実験で、文章の要約は読み直しと2週間後の理解が同じくらいで、内容を覚えている量では思い出すテストのほうが良かった。

[21]テストはノート取りより効果的な学習法か

発表年
2017年
研究機関
ドイツ・エアフルト大学
掲載誌
Journal of experimental psychology. Applied
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
—
結果の向き
良い方向

くり返し読む・テストする・ノートを取るを比べ、2週間後にはテストで学んだ人が最も成績が良かった。

[22]推論とテスト効果:思い出すテストが推論に与える影響

発表年
2023年
研究機関
アメリカ・ノースカロライナ大学チャペルヒル校
掲載誌
Quarterly journal of experimental psychology (2006)
研究の種類
システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
対象
—
結果の向き
悪い方向

推論の課題では、思い出すテストのほうが読み直しより成績が悪かった(d -0.37)。

オンライン参加者での、思い出すテストが効かなかった実験

発表年
2026年
研究機関
フランス・トゥールーズ大学
掲載誌
Frontiers in psychology
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
—
結果の向き
差なし

インターネット上で集めた参加者の実験で、思い出すテストと読み直しのあいだに、時間をおいたテストの成績の差がなかった。

思い出す・くり返し言う・聞き直すが単語学習に与える影響

発表年
2017年
研究機関
イギリス・オックスフォード大学
掲載誌
BMC psychology
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
36人
結果の向き
差なし

英語を話す成人36人が耳で聞いた新しい単語を覚える実験で、3つの方法のあいだに言える正確さの差がなかった。

小学生で思い出すテストが学習を助けるか

発表年
2016年
研究機関
アメリカ・パデュー大学
掲載誌
Frontiers in psychology
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
88人
結果の向き
良い方向

平均10歳の子ども88人の実験で、単語を思い出すテストをした場合は、読み直した場合よりあとのテストの成績がはっきり良かった。

マインドマップの有無にかかわらず思い出すテストが小学生の知識学習を助ける

発表年
2013年
研究機関
イギリス・エディンバラ大学
掲載誌
PloS one
研究の種類
その他の研究上のどれにも当てはまらない研究。
対象
—
結果の向き
良い方向

8〜12歳の小学生が地理の知識を覚える実験で、思い出すテストをした子どもは、数日後により多くの事実を思い出せた。

思い出すテストと脳への電気刺激を組み合わせた長期記憶の実験

発表年
2022年
研究機関
ブラジル・ブラジリア大学
掲載誌
Brain and cognition
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
119人
結果の向き
良い方向

119人が単語のリストを覚える実験で、思い出すテストをした群は読み直した群より、2日後に思い出せた単語が多かった。

思い出すテストは言葉の長期記憶を高める

発表年
2018年
研究機関
アメリカ・タフツ大学
掲載誌
Brain and cognition
研究の種類
ランダム化比較試験参加者をくじ引きのように分け、条件の違いによる結果を比べる試験。
対象
150人
結果の向き
良い方向

150人が単語のリストを覚える実験で、思い出すテストをした群は、読み直す練習をした群より、後日のテストで多くの単語を思い出せた。

ほかに参考にした論文(36本)

判定「効く」は、公開している評価方法に沿ってプログラムが算出しています。