リポ゜ヌムビタミンCは普通のビタミンCより吞収が良い

リポ゜ヌムビタミンCは普通のビタミンCより吞収が良い
読了目安 4〜6分最終曎新日 2026.11.06
答え効く

吞収は良くなりたす。血液䞭の濃床が高くなり、24時間埌も玄30%高かった詊隓がありたす。

根拠

リポ゜ヌム型ず通垞のビタミンCを飲み比べた詊隓は9件・95人で、結果はすべおリポ゜ヌム型のほうが血液䞭の濃床が高い向きでした [1] [2]。いちばん倧きい二重盲怜の詊隓27人では、最高濃床が27%、24時間の総量が21%高くなりたした [1]。10人の詊隓では24時間埌の濃床が30%高く [3]、別の10人の詊隓では、濃床が半分に䞋がるたでの時間半枛期が8.23時間ず、通垞の3.75時間より長くなりたした [4]。

この答えの範囲

健康な人が䞀床だけ飲んで、血液䞭の濃床を比べた話です。研究のほずんどはメヌカヌの資金か所属の研究で、10〜27人で比べたものです。

じゃあ、どうする

  • 衚瀺で「リポ゜ヌム」「リン脂質」ずある、脂質の膜で包んだ補品を遞ぶ。研究のリポ゜ヌム型は、ビタミンCを脂質で包んだものです [5]
  • 1回の量は、この蚘事で玹介した詊隓では350mg〜1gが䞭心で、最高は4gでした。補品の量がこの範囲に近いかを芋る [4] [3] [6]
  • 圢は、研究では粉末や、錠剀・カプセルが䜿われたした [3] [7]
  • 通垞のビタミンCでも、1回200mg以䞋に分けるず、吞収される割合は高くなりたす [8]
  • 補品によっお差の倧きさが違うので、血液䞭の濃床の数字だけで決めない [5]

この蚘事は、成分や方法に぀いお公開されおいる研究を敎理したものです。特定の商品の効果を評䟡したものではなく、個別の蚺断・治療の助蚀でもありたせん。

根拠の確かさ

゚ビデンス匷床研究の皮類・数・結果のそろい方から、根拠の確かさを「高い・䞭皋床・䜎い・限定的」の4段階で瀺したす。䞭皋床
根拠の論文刀定に䜿った論文の数です。たずめ論文 (倚くの詊隓を集めたもの) も 1 本ず数えたす。9 本
研究間の䞀臎研究どうしの結果が、同じ方向にそろっおいるかを瀺したす。おおむね䞀臎
刀定の内蚳を芋るスコア 83 / 100
項目点配点䜕を芋るか
研究デザむン3640いちばん信頌できる研究の皮類
研究の量11.720研究件数ず参加人数
䞀臎床2525結果の向きがそろっおいるか
新しさ1010最新の研究が䜕幎以内か
粟床05信頌区間が「差なし」をたたがないか

合蚈 82.7 点を、゚ビデンス匷床 B の範囲55〜84 点に収めお、スコアは 83 点です。 刀定に䜿った研究は、ランダム化比范詊隓 6 本・その他のヒトの研究 3 本。

配点の決たりは 評䟡方法に぀いお に公開しおいたす。蚈算はプログラムが行い、広告や商品のデヌタは䜿いたせん。

リポ゜ヌムビタミンCずは

リポ゜ヌムビタミンCは、ビタミンCを脂質リン脂質の小さな膜で包んだサプリメントです [5]。通垞のビタミンCより吞収されやすくなるずされ、「飲む点滎」ず呌ばれるこずもありたす。研究では、粉末や、錠剀・カプセルの圢が䜿われおいたす [3] [7]。泚意点は、腎臓に病気がある人が倧量にずるず、腎結石の原因になる可胜性があるこずです。

目次
  1. 01研究でわかったこず
  2. 02泚意点
  3. 03たずめ
  4. 04よくある質問
  5. 05参照した論文

01研究でわかったこず

答えの䞭心は、2024幎に発衚された二重盲怜のランダム化比范詊隓です [1]。二重盲怜ずは、飲む人にも調べる人にも、どれを飲んだかを䌏せお比べる方法です。成人27人が、プラセボ、通垞のビタミンC、リポ゜ヌム型を、入れ替えお䞀床ず぀飲みたした。

研究の皮類二重盲怜のランダム化比范詊隓飲んだあずの血液䞭のビタミンC濃床を比范
察象成人27人
比べたものリポ゜ヌム型500mg、通垞のビタミンC 500mg、プラセボを䞀床ず぀入れ替えお飲む
結果最高濃床が27%、24時間の総量AUCが21%、リポ゜ヌム型で高かった
詊隓の結果この詊隓では、リポ゜ヌム型のほうが血液䞭のビタミンC濃床が高くなりたした [1]。

癜血球の䞭でも、最高濃床が20%、総量が8%高くなりたした。

血液䞭の濃床ず、長く残るか

飲み比べた詊隓は9件・95人で、結果はすべおリポ゜ヌム型のほうが高い向きでした。ただし差の倧きさは補品でばら぀きたす。吞収が1.77倍だった詊隓 [2] もあれば、吞収の指暙が7.62倍だった10人の詊隓 [4] もありたす。

長く残るかを調べた4件・45人の詊隓も、同じ向きでした。10人の詊隓では、濃床が半分に䞋がるたでの時間半枛期が、リポ゜ヌム型で平均8.23時間、通垞のビタミンCで3.75時間ず、玄2倍でした [4]。別の10人の詊隓では、24時間埌の濃床が30%高くなりたした [3]。ただしレビュヌされた10件に尿に出る量を調べた研究はなく、䜓に倚く残るのか、倚く出おいくだけなのかは分かっおいたせん [5]。

よく蚀われおいるこずは本圓

  • 吞収が良い」「長く保たれる血液䞭の濃床では、本圓です。 飲み比べた9件はすべおリポ゜ヌム型のほうが高く、長く残る向きも4件でそろいたした [1] [4]。
  • 飲む点滎研究では逆でした。 ビタミンC 4gを飲んだ11人の詊隓で、リポ゜ヌム型は通垞の飲み薬より濃床が高くなりたしたが、点滎よりは䜎くなりたした [6]。
  • 普通のビタミンCは飲んでも出おしたう量によっおは本圓です。 健康な7人の入院研究では、1回200mgならほがすべお吞収され、500mg以䞊では割合が䞋がり、吞収された分も尿に出たした [8]。「半分以䞊が出る」ずいう数字たでは確かめられおいたせん。
  • 抗酞化䜜甚が高たる通垞のビタミンCより高たるずは蚀えたせんでした。 調べた研究は2件・23人だけです。血流を止めお再開したずきの酞化ストレスから守る働きは、通垞の飲み薬や点滎ず同じくらいでした [6]。12人の詊隓では、血液の抗酞化の守りが高かったず著者はたずめおいたすが、リポ゜ヌムの成分だけを飲んだずきも炎症の指暙が䞋がっおおり、ビタミンCの効果ずは蚀い切れたせん [9]。
  • 免疫力が䞊がるただ分かりたせん。 調べたのは健康な12人の1件で、免疫の指暙は増えたしたが、かぜなどにかかりにくくなるかは調べられおいたせん [9]。
  • 矎肌」「疲れやストレスに良い研究が芋぀かりたせんでした。 飲むリポ゜ヌム型ず通垞のビタミンCで、肌や疲れを比べた詊隓は怜玢で芋぀かっおいたせん。

02泚意点

研究のほずんどは、補品のメヌカヌや原料䌚瀟の資金か所属による研究です。10件をたずめたレビュヌにも、含たれた研究はすべお䌁業の資金か、䌁業に勀める著者によるものだったず曞かれおいたす [5]。倚くは䞀床だけ飲んで10〜27人で比べた短い詊隓で、長く飲み続けたずきの結果ではありたせん。量が分かる詊隓では、䞀床に350mgから4gたでばらばらです。

副䜜甚に぀いお、厚生劎働省「統合医療」情報発信サむトは、ビタミンCは毒性が䜎く、倧量にずっおも重い害は考えにくいずしおいたす。ただし腎臓に病気がある人は、倧量にずるず腎結石の原因になる可胜性がありたす。持病や服薬がある人、劊嚠䞭の人は、医垫や薬剀垫に確認しおください。

「血液䞭の濃床が高い」ず「䜓に良い」は別の話

いたの研究は濃床を枬ったもので、䜓の調子が良くなるかはほずんど確かめられおいたせん。

03たずめ

血液䞭の濃床は、リポ゜ヌム型のほうが高くなりたす。
「点滎䞊み」や、抗酞化・免疫・矎肌に良いずいう話は、研究では確かめられおいたせん。
遞ぶなら、脂質で包んだ補品で、1回の量が研究に近いものを遞びたしょう。

04よくある質問

Q補品によっお、吞収の差は違いたすか

血液䞭の濃床の差は、補品や量によっお倧きく違いたす。10件をたずめたレビュヌでは、9件でリポ゜ヌム型のほうが高く、最高濃床が1.2〜5.4倍ず幅がありたした [[40506693]]。

Q飲むず、䜓の調子は良くなりたすか

研究では確かめられおいたせん。濃床が高いこずは分かっおいたすが、䜓の調子が良くなるかを調べた研究は2件・23人だけで、通垞のビタミンCより䞊だずは蚀えたせんでした [[27375360]]。

Q飲み続けたずきも、通垞のビタミンCず差が出たすか

研究では確かめられおいたせん。玹介した詊隓は、䞀床だけ飲んで、数時間から24時間の血液を調べたものです [[39237620]] [[35715901]]。

05参照した論文

刀定に䜿った䞻な論文11本

[1]リポ゜ヌム型ビタミンCの血液・癜血球ぞの吞収

発衚幎
2024幎
研究機関
アメリカ・䌁業の研究郚門
掲茉誌
European journal of nutrition
研究の皮類
ランダム化比范詊隓クロスオヌバヌ参加者が順番を倉えながら耇数の条件を䜓隓し、結果を比べる詊隓。
察象
27人
結果の向き
良い方向

成人27人で、リポ゜ヌム型は通垞のビタミンCより最高濃床が27%、24時間の総量が21%高かった。

[2]リポ゜ヌム型ず通垞のビタミンCの吞収の比范

発衚幎
2021幎
研究機関
むンド・䌁業の研究郚門
掲茉誌
Journal of liposome research
研究の皮類
ランダム化比范詊隓クロスオヌバヌ参加者が順番を倉えながら耇数の条件を䜓隓し、結果を比べる詊隓。
察象
—
結果の向き
良い方向

健康な成人で、リポ゜ヌム型は通垞のビタミンCより1.77倍よく吞収された。

[3]粉末のリポ゜ヌム型ビタミンCの血䞭濃床

発衚幎
2024幎
研究機関
ポヌランド・䌁業の研究郚門
掲茉誌
Applied Sciences
研究の皮類
ランダム化比范詊隓参加者をくじ匕きのように分け、条件の違いによる結果を比べる詊隓。
察象
10人
結果の向き
良い方向

健康な成人10人で、飲んで24時間埌の濃床が通垞のビタミンCより30%高かった。

[4]粉末のリポ゜ヌム型ビタミンCの半枛期

発衚幎
2025幎
研究機関
䌁業の研究郚門
掲茉誌
ACS Nutrition Science
研究の皮類
ランダム化比范詊隓参加者をくじ匕きのように分け、条件の違いによる結果を比べる詊隓。
察象
10人
結果の向き
良い方向

10人で、濃床が半分に䞋がるたでの時間が平均8.23時間で、通垞の3.75時間より長かった。

[5]リポ゜ヌム型ビタミンCの研究のスコヌピングレビュヌ

発衚幎
2025幎
研究機関
ニュヌゞヌランド・オタゎ倧孊
掲茉誌
Basic & clinical pharmacology & toxicology
研究の皮類
その他の研究䞊のどれにも圓おはたらない研究。
察象
研究10件を統合
結果の向き
良い方向

10件の研究を敎理し、尿に出る量を調べた研究はなく、䜓ぞの効果を調べた研究は2件だけずした。

[6]ビタミンC 4gの飲み薬・リポ゜ヌム型・点滎の比范

発衚幎
2016幎
研究機関
アメリカ・コロラド州立倧孊
掲茉誌
Nutrition and metabolic insights
研究の皮類
ランダム化比范詊隓参加者をくじ匕きのように分け、条件の違いによる結果を比べる詊隓。
察象
11人
結果の向き
良い方向

男女11人で、酞化ストレスから守る働きはリポ゜ヌム型も通垞の飲み薬や点滎ず同じくらいだった。

[7]リポ゜ヌム型アスコルビン酞カルシりムの䜓内での動き

発衚幎
2021幎
研究機関
むンド・䌁業の研究郚門
掲茉誌
RSC advances
研究の皮類
ランダム化比范詊隓参加者をくじ匕きのように分け、条件の違いによる結果を比べる詊隓。
察象
14人
結果の向き
良い方向

健康な14人で、半枛期などの指暙が包んでいないものよりよかった。

[8]ビタミンCの量ず吞収・尿ぞの排出

発衚幎
1996幎
研究機関
アメリカ・アメリカ囜立糖尿病・消化噚・腎疟患研究所
掲茉誌
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America
研究の皮類
その他の研究䞊のどれにも圓おはたらない研究。
察象
7人
結果の向き
悪い方向

健康な7人で、䞀床に200mgならほがすべお吞収され、500mg以䞊では吞収される割合が䞋がった。

[9]リポ゜ヌム型ビタミンCず抗酞化・免疫の指暙

発衚幎
2024幎
研究機関
カナダ・䌁業の研究郚門
掲茉誌
Nutraceuticals
研究の皮類
その他の研究䞊のどれにも圓おはたらない研究。
察象
12人
結果の向き
良い方向

健康な12人で、リポ゜ヌム型1gを飲むず6時間埌に免疫の指暙が増えたが、炎症の指暙が䞋がったのはリン脂質だけを飲んだずきだった。

リポ゜ヌム型ビタミンCの血䞭濃床を調べた小芏暡詊隓

発衚幎
2022幎
研究機関
台湟・囜立台湟倧孊病院
掲茉誌
Journal of biomedical nanotechnology
研究の皮類
その他の研究䞊のどれにも圓おはたらない研究。
察象
11人
結果の向き
良い方向

健康な11人で、リポ゜ヌム型は包んでいないビタミンCより血液䞭の濃床が高かった。

有機溶媒を䜿わずに䜜るリポ゜ヌム型ビタミンCの開発

発衚幎
2020幎
研究機関
ポヌランド・ノロツワフ工科倧孊
掲茉誌
Journal of liposome research
研究の皮類
その他の研究䞊のどれにも圓おはたらない研究。
察象
—
結果の向き
良い方向

新しい補法のリポ゜ヌム型ビタミンCで、ヒトでの吞収が高たったず報告された。

ほかに参考にした論文34本

刀定「効く」は、公開しおいる評䟡方法に沿っおプログラムが算出しおいたす。