[1]習慣ができるまでの時間:健康行動の習慣化とその要因の系統的レビューとメタ解析
- 発表年
- 2024年
- 研究機関
- オーストラリア・サウスオーストラリア大学
- 掲載誌
- Healthcare (Basel, Switzerland)
- 研究の種類
- システマティックレビュー・メタ解析関連する試験を決まった方法で集め、結果をまとめて分析した研究。
- 対象
- 2,601人
- 結果の向き
- 良い方向
健康習慣の研究20件・2601人をまとめ、習慣になるまでの日数は中央値59〜66日、人によって4〜335日だった。

取り組みの前後で、習慣の強さは高まっています。習慣になるまでは中央値で59〜66日です。
健康習慣の研究20件・2601人をまとめた解析で、習慣になるまでの日数を報告した4件では、中央値が59〜66日、平均が106〜154日でした。人によって4〜335日と大きく違い、取り組みの前後で習慣の強さは高まっていました [1]。根拠の確かさは低めです。前後の比べ方が中心で、バイアスのリスクが高い研究が多いためです。
運動・食事・水を飲む・歯間清掃など、健康に関わる習慣を身につけたい大人の話です。
「21日」で区切らず、2〜3か月は続ける前提で始めましょう。毎回同じ場面でやると決めると習慣になりやすいことが、歩く習慣の比較試験で分かっています [2]。
この記事は、成分や方法について公開されている研究を整理したものです。特定の商品の効果を評価したものではなく、個別の診断・治療の助言でもありません。
| 項目 | 点 | 配点 | 何を見るか |
|---|---|---|---|
| 研究デザイン | 24 | 40 | いちばん信頼できる研究の種類 |
| 研究の量 | 17.4 | 20 | 研究件数と参加人数 |
| 一致度 | 25 | 25 | 結果の向きがそろっているか |
| 新しさ | 10 | 10 | 最新の研究が何年以内か |
| 精度 | 5 | 5 | 信頼区間が「差なし」をまたがないか |
合計 81.4 点を、エビデンス強度 C の範囲(30〜64 点)に収めて、スコアは 64 点です。 判定に使った研究は、観察研究 1 本。
配点の決まりは 評価方法について に公開しています。計算はプログラムが行い、広告や商品のデータは使いません。
習慣化は、考えなくても自然にその行動ができる状態になることです。研究では「自然にやれる度合い」を質問票で測ります。運動、健康的な食事、水を飲む、歯間清掃などが調べられてきました。注意点は、習慣になるまでの日数に決まりがなく、人や行動で大きく違うことです。
答えの中心は、オーストラリアのサウスオーストラリア大学などの研究チームが2024年に発表したメタ解析です [1]。メタ解析とは、複数の研究の結果をまとめて分析する方法です。健康習慣を調べた研究20件・2601人が集められました。
| 研究の種類 | 健康習慣の身につき方を調べた研究のメタ解析 |
|---|---|
| 対象 | 平均年齢21.5〜73.5歳の大人(20件・2601人) |
| 比べたもの | 取り組みの前と後の習慣の強さ、習慣になるまでの日数 |
| 結果 | 日数を報告した4件で中央値59〜66日、平均106〜154日。人によって4〜335日 |
人によって4〜335日と大きく違い、取り組みの前後で習慣の強さははっきり高まっていました [1]。
中央値は、全員を日数の順に並べたときの真ん中の値です。まとめられた研究は運動8件、健康的な食事8件、歯間清掃3件、水を飲む習慣2件などで、質問票で習慣の強さを測っています。前後の比べ方が中心で、バイアスのリスクが高い研究が多く、根拠の確かさは低めです。
個人差は、日数の幅そのものに表れています。96人を12週間(84日)追った古典的な研究では、自然にできる度合いが上限の95%に達するまでの日数が、18〜254日と人によって大きく違いました [4]。食事の行動を毎日続けた192人の試験では、習慣になった人が「自然にできる」度合いのピークに達するまで、中央値で59日かかりました [6]。24人が105日間、毎日習慣の強さを記録した試験でも、習慣の伸び方は人によってまったく違いました [7]。
習慣になりやすい条件は、比較試験や追跡で調べられています。
習慣化したあとの効果が保たれるかは、結果が割れています。上の歩く習慣の試験では、同じ場面の計画の人でも、歩く量が保たれるとまでは言えませんでした [2]。
同じ場面の計画の人でも、追跡期間に歩く量が保たれるとまでは言えませんでした。
日数は目安です。まとめられた研究は、運動・食事・歯間清掃など健康習慣が中心で、前後の比べ方が多く、バイアスのリスクが高いものが目立ちます。たとえば食事の試験は、18〜77歳の大人192人が84日間、毎日質問票に答えるという設定でした [6]。持病があり運動を始める人や、食事を大きく変える人は、医師や管理栄養士に相談してください。
「66日」は中央値の目安で、4〜335日の幅があります。
習慣になるまでは、中央値で59〜66日が研究の目安です。
個人差が大きいので、2〜3か月で身につかなくても失敗とは言えません。
毎回同じ場面でやると決めて、まず8週間ほど続けてみましょう。
研究では、習慣になるまでの中央値は59〜66日、人によって4〜335日でした。21日で習慣になるとは言えません [[39685110]]。
1回やらなかっただけでは、習慣づくりにほとんど影響しなかった研究があります。ただし対照群のない96人の研究1件です [[W2156179539]]。
ジム通いは数か月、病院での手洗いは数週間かかるのがふつうでした。行動によって日数は違います [[37068252]]。
研究では確かめられていません。歩く習慣の試験では、同じ場面の計画の人でも歩く量が保たれるとまでは言えませんでした [[39225981]]。
健康習慣の研究20件・2601人をまとめ、習慣になるまでの日数は中央値59〜66日、人によって4〜335日だった。
運動が足りない働く中年127人で、毎回同じ場面で歩く計画の人だけが習慣にした。
ジムの利用と病院の手洗いの記録を分析し、決まった日数はなく、ジムは数か月、手洗いは数週間かかった。
96人が84日間毎日記録し、習慣が上限の95%に達するまでの日数は18〜254日と人によって大きく違った。
一般の118人を16週間追い、楽しさがあると同じくり返しでも習慣の強まり方が大きかった。
大人192人が食事の行動を84日間続け、習慣になった人は中央値59日でピークに達した。
24人が105日間、毎日習慣の強さを記録し、習慣の伸び方は人によってまったく違った。
新規のジム会員111人を12週間追い、週4回以上を6週間続けることが習慣の最低限の条件だった。
判定「良い関連がある」は、公開している評価方法に沿ってプログラムが算出しています。